【キハ回】新山口と非電化各線区を結ぶ回送列車

当記事では旧ブログで公開していたものを基に随時加筆修正を加えています。

2023年3月改正に関する追記
・広島⇔新山口の芸備線向けキハ回は不定期化されました。


JR西日本 中国統括本部広島支社 下関総合車両所新山口支所(広クチ→中クチ)所属のキハ40系・キハ120形には新山口~運用各線区を結ぶ毎日運転の回送列車(通称「キハ回」)が存在します。
今回はそれらの列車の紹介です(掲載している情報は2023年3月改正に合わせて随時修正していますが、時刻等はおおよそのものです。参考用に過去分も掲載しています)。

キハ40系

芸備線向け

キハ回の中で運転区間・編成ともに最長、広島と新山口を結びます。
かつては営業運転を行っていましたが、ホームと車両の段差など様々な事情があり取りやめとなったようです。

年月列車番号・時刻編成(←新山口 – 広島→)
2022年3月~回3591D(広島1130頃→新山口1450頃)
回3590D(新山口1240→広島1555頃)
〈キハ40〉+〈(ワ)キハ47+キハ47〉+〈(非ワ)キハ47+キハ47〉
2023年3月~下り 広島1011(2)/1036(2)→新山口
上り 新山口→広島1814(5)/1908(7)
・〈キハ40〉
・〈キハ47+キハ47〉

芸備線向けキハ回が設定されたのは2005年3月改正、キハ40系の配置が下関に集約化(現在は新山口)されたことがきっかけです。当初は営業運転を行う区間もありましたが前述のとおり回送化、毎日運転かつ長距離ということでその存在は大きく知れ渡りました。

長らく当たり前のように毎日山陽線を走っていましたが2023年3月改正で不定期化されました。
芸備線→山陰線→山口線と巡っていた運用が分離され、芸備線向けは広島支所常駐、必要な時に入れ替えを行う形に切り替えられたものと考えています。
キハ47のワンマン対応化が進み、非ワンマン・ワンマン車の運用を分ける必要がなくなったことなどから、実質支所ごとの固定配置となりました。

新山口駅に到着する回3591D(2021年撮影)

山陰線向け

新山口と下関を結びます。2022年3月以前は芸備線向けと同じく5両編成でしたが、非ワンマン車の運用が芸備線のみになったため3両に短縮となりました。

列車番号回4555D(新山口1718→下関)
回4550D(下関0940頃→新山口)
編成(←下関)〈キハ40〉+〈キハ47+キハ47〉(新山口→)
※2022年3月
下関駅にて入換中の回4550D(2022年9月撮影)

岩徳線向け

徳山と新山口を結ぶ列車が2往復設定されています(日中便:3両 夜間・翌日早朝便:2両)。
2023年3月改正以降も毎日運転されていることを確認しています。
日中便の上り(2022年):新山口④1237発

編成(←新山口)      (徳山→)
・〈キハ40〉+〈キハ47+キハ47〉
・〈キハ40〉+〈キハ40〉
徳山行きの回送列車(2021年撮影)

キハ120形

美祢線での運用向けに新山口⇔厚狭において運転されます。2022年3月改正以前は2両でしたが、1両に短縮となりました。(2022年上り:新山口1738着)
2023年3月改正以降も毎日運転されています。

新山口駅に到着後の回送列車。この後入換を行い車庫に入る。(2022年9月撮影)
鉄道コム
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