WESTERポイントの使い道、皆さんはどうしていますか?
私は迷わず「WESTERポイント全線フリーきっぷ(2日間用)」に全振りしました。
この切符の醍醐味は、なんといっても1万ポイント(実質1万円分)で、JR西日本管内の路線が乗り放題となること。
新幹線・在来線とも自由席が何度でも利用可能、指定席は6回まで使えます。
時刻表と睨めっこして組んだマニアックな行程。実際に行ってみたら、想像以上に濃い鉄道旅になったので、その全貌をレポートしたいと思います!
0日目 前日移動
2026年1月22日(木)、東京駅。仕事を終えた私は、広島行きの東海道新幹線ホームではなく、北陸新幹線ホームへと足を向けていた。
普通に考えれば、品川や東京から「のぞみ」に飛び乗って帰ればいい話だ。しかし、今回の相棒は「WESTERポイント全線フリーきっぷ」。JR西日本の全線が乗り放題になるこの魔法のチケットを、1ミリも無駄にせず、そのポテンシャルを極限まで引き出したい。
そうなれば、答えはひとつ。「有効範囲の端」から旅を始めることだ。
乗り放題対象外のJR東日本区間の乗車券と特急券を買い、上越妙高駅へ。 最終列車で降り立った駅周辺は雪景色が広がっていた。
1日目 大雪、予定変更
1月23日(金)。前日からの予報通り、日本海側は大雪に見舞われた。
上越妙高駅前の積雪は1mほどだろうか。北陸新幹線こそ運転しているものの、多くの在来線は計画運休が決定していた。
本来の予定では、金沢から能登方面へ向かい、福井に宿泊。翌日は越美北線を完乗するはずだったが、すべて取りやめを決断。 一般の切符なら、高山線や中央線、あるいは東京経由の迂回乗車という手もあるが、今回はフリーきっぷ利用だ。このような迂回は認められないだろう。
万が一、雪に閉じ込められて脱出不能になっては洒落にならない。動いている列車があるうちに、北陸を去ることにした。
まずは上越妙高駅から、北陸新幹線〔はくたか〕の自由席に乗り込み、富山駅を目指す。
この区間、新幹線とはいえ〔はくたか〕は90分に1本しか来ない。1本逃せば致命傷になる、緊張感のある移動だ。 本来寄るはずだった新高岡での城端線乗り潰しも、今回は泣く泣くカットした。
敦賀からの特急が動き出すのは昼過ぎとのこと。乗り継ぎ時間を逆算すると、富山で2時間ほどの余裕が生まれた。せっかくなので未乗区間の富山港線で岩瀬浜まで往復し、雪の港町の空気を吸ってきた。

富山駅に戻り、指定席1回目として北陸新幹線〔かがやき〕を利用し敦賀へ。
さらに2回目として特急〔しらさぎ〕を追加。特急〔サンダーバード〕は満席で取れなかった。
実はここは改札外に出ない条件で新幹線と同時発券すればこの乗り換えは指定席1回分としてカウントしてくれる(今回は改札外に出るため意図的に別々に発券)。
敦賀を過ぎれば雪も減ってきて一安心、米原で新快速に乗り換え、大阪市内で宿泊しこの日は終了。
2日目 大阪市内、更なる予定変更
1月24日(土)、この日の目的は和歌山線・桜井線の走破だったが、突如舞い込んだのは「信号トラブルによる運転見合わせ」の報。復旧はしていたものの、ダイヤの乱れは避けられない。足止めを食らうリスクを鑑み、断腸の思いで和歌山行きを断念。
あらかじめ目星を付けていた臨時特急〔まほろば〕で奈良方面へ向かうこととした。
大阪駅の地下深く、おおさか東線ホーム。ここから奈良を目指す際、時間だけで言えば大阪環状線経由の〔大和路快速〕と大差はない。それでもあえて287系のリクライニングシートに身を委ねるのが旅の楽しみだと思う。
定刻に滑り出した〔まほろば〕は、先行した久宝寺行きの普通列車を追うように進む。
しかし、この路線には追い越し設備がない。放出を過ぎたあたりからは、特急らしからぬ鈍足走行となった。
この間に乗車記念品の配布や観光案内がされるなど有効活用されているようだ。
奈良からは、方針を転換し〔みやこ路快速〕で京都を目指すことにした。
乗り換える列車には有料座席サービス「うれしート」が設定されているようだ。
指定席の利用回数にはまだ余裕があったため、迷わず4回目としてこれを選択した。
2026年3月のダイヤ改正ではさらなる増便が予定されているこのサービス。
車内を見渡せば、隣席が埋まらない程度の絶妙な乗車率で、快適そのものだ。
暖簾で区切られただけではあるが、着席保障という面では効果がありそうだ。
京都からは指定席5回目として特急〔はるか〕で天王寺へ。2編成併結の9両で、どちらも281系であった。

天王寺からは阪堺電車に乗り浜寺駅前へ。折り返し我孫子道で乗り換え恵美須町へ向かう。
後者の方は日中24分間隔と、広電を知るものとすれば想定外の運転本数の少なさであった。
恵美須町からは大阪市内を散策し新大阪駅へ移動。
最後は〔のぞみ〕の指定席を確保。広島への帰路に就いた。
まとめ
最後にWESTERポイント全線フリーきっぷでお得になった金額をまとめていきます。
運賃は区間ごとに計算しているので、実際は下記計算結果より安くなるでしょう。
| 区間 | 列車 | 席種 | 運賃(円) | 特急券(円) |
|---|---|---|---|---|
| 上越妙高→富山 | はくたか | 自由席 | 5,150 | 2,640 |
| 富山→敦賀 | かがやき | 指定席 | 3,410 | 3,170 |
| 敦賀→米原 | しらさぎ | 指定席 | 860 | 1,290 |
| 米原→大阪 | 新快速 | 1,980 | ||
| 大阪→奈良(おおさか東線経由) | まほろば | 指定席 | 840 | 1,730 |
| 奈良→京都 | みやこ路快速 | うれしート | 720 | 530 |
| 京都→天王寺 | はるか | 指定席 | 960 | 1,730 |
| 新大阪→広島 | のぞみ | 指定席 | 5,720 | 5,230 |
| 合計 | 19,640 | 16,320 |
運賃と特急券の合計は35,960円となり、運賃の誤差を考えても2万円はお得になりました(1ポイント=1円)。
皆さんもポイントを貯めてお得に活用しましょう!

コメント